新年明けましておめでとう御座います
新しい年、2018年が始まりましたね。
私のオランダ留学後半戦も始まりました。
2017年は新しい環境へ踏み出して、まだ大変な部分あるけど、だいぶ慣れてきたので、
2018年は新しく始まったことにどんどんより手を伸ばしていきたいと思ってる。
掴んでいくイメージ。
アカデミーでは、12月のクラスは、クリニックと呼ばれるクラスに参加してました。
これは、学生がこれまでの自分のプロジェクトを持ってきて、先生含め学生みんなで、各々の学生にデザインとして足りてない部分を考えて(診察的なこと)、それぞれにあった課題を考え(処方箋的なこと)、デザインに取り組む(回復的なこと)という授業です。
私は、全体プランの中で丘を作っていて、高さ4mの設定にしてたんだけど、それを15mまで誇張させた時、
どういう空間になるか、という課題を頂きました。水を集め、水どうしをつなぎ、場所によって水の違う表情を楽しめる山の提案をしました。良いエクササイズになりました!
あとは、ペーパーのクラス。O5と呼ばれるクラスです。最終的には写真やビジュアライゼーションなどを入れたブックレットに仕上げます。この点、やはり美大なんだなぁという感じでした。
ペーパーのテーマは、オランダと日本の文化(特に空間認識について言及した)の違いがあるけど、
アムステルダムと東京、いづれの都市も建物(特に住宅)と道の間に小さい緑地があって、
文化の違いを越えて、共通して、この小さい緑があることについて書いてみました。
英語がね、なかなか難しいものがあって、友人に英語をチェック・修正してもらいましたよ、、、ありがたい!
日本の文化に興味がある人ってたくさんいるなぁとこのクラスで改めて実感。
日本の文化って思った以上に独特で他の学生では陰翳礼讃を参照していたり、私が日本の「間」について説明した時に、すごいクラスみんな興味を持ってくれて。日本文化の独自性や魅力を再認識。
インターンでは、H+N+Sの契約が2月末までだったのですが、5月末まで延ばしてもらえることになって、これもありがたい。
クリスマスプレゼントにH+N+Sの代表的なプロジェクトの一つであるROOM FOR THE RIVERの本を頂きました!
このプロジェクトについてはこの本をしっかり読んで、またここに記せたらと思っています。
そして、クリスマスホリデーでは、ポルトガルのリスボンとポルトそしてバスク地方のビルバオに行ってきました。
リスボンの街は、ペイブメントと外壁と地形が印象的でしたね!大理石の舗装やガターはさすが大理石の産出国と思わされました。あと、恐れずに言うと、正直、廃墟とかボロボロな建物が至る所に存在してるんだけど、きっと経済とか関係しているのかもしれないんですけど、最初見た時、えって少し驚くんですね、だけど、すごくかっこいいんです、それが。ボロボロとか老朽してるものとかがかっこよく映ってその町の特徴になっているというか。
くそっ、写真撮ってなかった!かっこいいなぁとか思ってて写真撮るの忘れるっていうヤツ、多々やってしまう。
地形を生かした公園や街の中にエレベーターが設置されていたりと、とてもユニークでした。
またテージョ川にかかっているヴァスコダガマ橋も遠くから見ると照明や橋の上に構造物が見えないから、川の上に一本の曲線が浮かんでいるように見えて、見とれてしまった。
建築はプリツカー賞受賞しているポルトガル建築家Souto de mouraが手がけた美術館、Alvaro Sizaのパヴィリオン、Santiago Calatrava Vallsの駅を体験してきました。
この遊歩道気持ちよかった、柵とか無いからな!
普通のアパートメントかと思ったらこの建物の一部が公共のエレベーターになってるんですね、不思議。
学校の先生に勧められて行ってみたレガレイラ邸の庭。まったくお金持ちの庭(この場合王族)っていうのは、、けど、特別な経験ができるから楽しかったです、世界遺産です。25mの塔が地下に突っ込んであって、そこから地下道が続いてるんです。携帯の明かりで前に進むという感じで。秘密がいっぱい仕掛けられている王族の別荘です。
そして、ポルト。
ここで、Alvaro Siza、すごく驚きました、スカルパ以来の衝撃で、私はシザがとても好きになった。
写真で見るだけでは私には分からなかった、やっぱり実際足を運ぶことの大切さ!特に私には大切だと。
入り口や窓など同じ部分が無くて、周りの環境ととても馴染んでいて、驚いた。
白い建物からは、強い跳ね返すような存在感と同時に明るく前向きな雰囲気を感じて、高まった。
Alvaro Siza本人を見てみたい!
セラルヴェス現代美術館(ここは公園にあるアートも良かった)。
プール。周囲との一体感が泣
プールから15分ほど歩いたところにある初期のカフェ。
この階段を上がった時に海が見えた時、はっとした。こういう体験をさせてくれる。
ポルトガル発祥の地、ポルト。生活の雰囲気が溢れる路地も魅力的だった。
街そのものが魅力的な街。
13世紀からの建物が残っている地区もあり。
そして、最後にビルバオ。
ゲーリーのグッゲンハイム美術館ですよねー、まさに建物そのものがアートで、中に入るとおおらかで居心地が私にとってはとても良くて、24時間で表情を変える様子にとても楽しかった。チタンの外壁も光の当たり方に明らかに表情が変わりますね、パリのルイヴィトン財団美術館を体験した時も思ったけど、外から見る派手さと打って変わって建物内部の居心地の良さがすごい。そして、ビルバオの街を歩いて、街もこの美術館に触発されているんだなというのを感じた。街そのものに影響を与えてしまう凄さを感じた。
主要な公園には必ずカフェがあって、派手めな遊具もあって、人で賑わっていました、
橋もユニークなデザインのものがありました
そしてバスク地方の美食の街なだけあって、食事が美味しいこと!素晴らしかったです。
夜も昼も関係なくお酒や美味しいご飯を食べに外に人がいて活気がありました。
2018年気持ち新たにまた頑張ろうと思う。