近頃、この頃
さて、仕事と学校が本格的に始まって、約1ヶ月が過ぎた。
この1ヶ月は慣れる、というか、些細なことにもとにかく気を配る(何かと日々のための道具などの調達(あれ、これって普通置いてあるものだよね、マジかよ無いのかよ、買いに行かなきゃ、とかね)毎日で、やっと慣れてきて、やっとリズムが掴めるようになってきた気がする。
学校については、P5と呼ばれるデザインスタジオとO5と呼ばれるリサーチペーパーを書くクラスがメイン。
両方ともマスター3年のクラス。
P5は、もうみんな色々これまでやってきてるから、そういうの活かして各自この対象地でより良いものを考えてね、さあどうぞ!という感じで、最初は、えっ何が始まるの、次どんな感じなの?、と困惑気味でしたが、
チームメイトのおかげで、何かと流れが分かってきた気がする。みんな本当に素敵な人たちなんだわ。
で、実際どんな対象地なのかというと、アムステルダムの東端に位置するIJburgという新たな島。
背景として、アムステルダムの人口過密により住宅地供給が必要となり居住地区として位置付けられている。
しかし、IJmeerという湖の上であり、周辺にはポルダーの農業地、森林、がちがちな感じの住宅地、歴史的な公園などが集まっているエリアでもある。
第1期の建設は終了しており、対象地となっているのはより湖側に位置する第2期エリア。
下写真は第1期エリアの感じ。
最初のPitchと呼ばれる1分発表があり、こんな感じで発表した。
仮タイトルとして「Accumulation of Isolation」
タイトルのウケが良く、きっと音の感じが良いからなのか、グループの皆さんが連呼してておもしろかった。ふふ。
チームのメンバーは、オランダ、アメリカ、イタリア、ベルギー、フランス、ニッポンという構成で、それぞれのアイディアとかも聞いていて、視点が色々あって、けど共通する部分も沢山あって。
事務所では最近は、スケールのかなり大きくて複雑だけど、かなりインパクトのあるアントワープのプロジェクトに関わらせてもらってる。あとは、事務所近くの建物の前のエントランス空間。こちらはヒューマンスケール。オランダでスケールの大きなものと小さなものの仕事に関わらせてもらえて、間近で考え方とか進め方とか見る機会が得られたのは、とても良い経験になるなあ、と、やっと落ち着いて思えるようになってきた。
この1ヶ月は、手書きパース、フォトショパース、キャドセクション、イラレかわいい系のマップ作り、スタディ模型などをやっていたが、いずれも共通するのはいかにシンプルでやりたいことが伝わってインパクトのあるものにするのかということを基本にやっていくという感じ。えっ、この情報分かりやすくするために消しちゃうんだ、とかよくあったりしておもしろい。最近、アイディアとか意見とか言うような余裕も出てきた!(遅い!)
事務所のランチの時間が色々とオランダやその他ヨーロッパのランドスケープ諸事情を聞く上で、貴重な良い時間なんだけど、色々話を聞いてると、あれ?日本とあまり変わらないなって思うことが多い。この前話したのだと、子供の遊び場の安全対策の過剰さとかランドスケープアーキテクトというフィールドが世間一般にあまり知られてないとか、とか。
逆にこれが不思議なので、色々と掘り下げてみたいと思う。
同じプロジェクトチームメンバーのとてもステキな女子とプロジェクトの話しようとなり、
行ったカフェ、というか日本でいうコワーキングスペース的なところ。