Workshop "YOU"

一昨日から学校が始まった。

私は、Guest studentという枠でAcademy of Architectureに入学している。デザインスタジオの授業は3rd yearのクラスになるのだけど、実質1年目だから、1st yearのFirst workshopに参加してみた!

ワークショップのコンセプトは"You"

最初のワークショップということもあり、互いを知ること、そして自分を知ることがテーマになったワークショップだった。

内容としては3つ

1、学校周辺のエクスカーション

2、お互いの情報を聞き出してのドローイング

3、竹を使ったドームをみんなで作ること

 

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学生さんは、ヨーロッパ全域から来ていて、私がお話しした人だけでも、

オランダ/フランス/カナダ/イタリア/エジプト/コロンビア/ギリシャ/リトアニア/スペイン/ロシアなど

アジア人が本当に見当たらないです、びっくり、

 

その中でも日本-東京から来たというと、みんな揃って、coolと言います。

すごくみんな日本に興味を持っている。特に建築について。

そして私の名前、AOIも彼らの国では、まず無い名前かつ発音なので、coolとかおもしろがってくれます、笑

日本について少しずつ紹できたらなぁと思う。

 

竹でドームを作るのはすごく面白くて、シンプルな作りでしっかり強度もあるし、日本ならそれこそもっと良い材料を入手できそうだし、もっと大きい物作れそうだしなぁとか。

 

 

 

手続きストレス

オランダに来て、まずしなければならない手続きがある。

今日でこれらをひと通り済ませられて、ひと安心。

 

- IND(Residential permit)※日本人の場合はResidential permitのみでok

 

1、オンラインでの必要書類の提出

私の場合は、大学がVisa手続きの仲介をしてくれていたので、日本にいた時に学校を通して、必要書類をネット上で提出した。(大学によっては仲介は無いとのこと)

その書類は、

・保険の証明書→保険に入れば問題無し。

・残高証明書→1年間滞在する場合、いくら以上の預金あることが必要というのが、オランダ政府側から明示されている。その明示された以上の金額の預金がありますという証明書を作成する必要がある。銀行側に書いてもらわないといけない内容も細かく書かれているので、確認して、作成してもらわなければならない。

・宣言書=Decralation of criminal record→ネット上でダウンロードして記入。

・パスポートの全スタンプページのコピー

これらをオンラインで提出すると、確認のメールをもらうことができる。

その後、残高証明書の原本を示された住所に送付する。

あと、この申請の費用を送金する。(海外送金て手続き費用すごく高くてびっくり!)

 

2、オランダに来てからINDへ行く

1の内容がINDにより確認されたら、INDへ来てくださいというメールが届く。

メールを受信して、すぐ、INDに行くと指紋を取られ、写真を撮られ、最後にサインを書く。

 

3、あとは郵送を待つのみ(今この段階)

私の場合はStudent Visaにあたるので、大学を通して結果が知らされ、カードが郵送される。

 

INDについては、日本にいる時に諸々資料を用意しなくちゃですね。

 

 

- BSN

Citizen Service Number、住民登録です。

これ、どうしたら良いのだろうってよく分からず不安だったけど、結果、なんとかなった。

私の場合、予約もせずに、とりあえず市役所に行ってみた。

そこでレセプションの方に、登録したいのですが、と伝えたらあっさり通してもらえた。待ち時間も特になし。

ここで必要となったものは、以下2点。

・パスポート

・住所が分かるもの→お家のオーナーさんとやり取りしたメール(日本語)で大丈夫だった。担当の方が私日本語読めないけどね、ふふふふ笑、とか言ってた笑

あと、その場でいつオランダに着いたのかなどを記入して、終了!

とりあえずやってみるって場合によっては、すごく有効だよね。

このBSNは、働く際、口座開設の際、などに必要となる。

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市役所。手続きストレスを和らげてくれるような内装。

Free Wifiあるし、コーヒーなども自由に飲んで待っていられる。

子供を遊ばせるエリアもすぐ近くにある。

人の生活に寄り添っているような感じがする。

 

- 学校の手続き

学費の支払いについてや学生カードの受け取りなど諸々を済ませ完了。

学生カード持ってると本など安く買えるので早めに入手してみた。

 

私の性格で手続き関係苦手で不安な面があったのですが、総じて担当の皆さんは優しく丁寧で思ったよりもとてもスムーズに物事が運びました。ありがたい。

担当者によっては提出書類が変わるとのことです、、、日本ではなかなか考えづらいですが笑

 

話変わって、どうしても手に入れたい本があって、アムステルダムにある建築関係専門の本屋に行ってきました。

Architectura + Natura

ここに来れば大概の建築・ランドスケープ・アーバニズムの本を手に入れられそう。

店主さんもとても気さくで、欲しい本の内容を言ったら、色々と勧めてくれました。

レムクールハースも御用達とのこと。

展覧会の情報とかも頂けて、テンションが上がった一幕。

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公共施設は、そのまちの顔、なのかしら。

今日はアムステルダム図書館へ。

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この建物はオランダの代表的な建築家ヨー・クーネンの設計。

地下2階から7階までを利用できる。

吹き抜けや曲線、広々とした配置、インテリアにしても、いわゆる図書館てこんなんだよなぁ、という考えを超えてくれる建物です。

照明も機能性もあり、遊び心ありで良いですよね。

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f:id:AOIoa:20170827063515j:plain サインもかっこよかった。

 

この図書館、すごく楽しい。何が楽しいかって、自分の居場所探しができる。

イスひとつとってみても、色んな種類が置いてある。

(私、実はイス好きなので、全種類とりあえず腰を下ろしてみました笑)

硬めのイスから、ソファ、アンティーク調まで。

なんか、よくわからない形をしている自分だけの世界を作れる小部屋もあった笑

確かに入ってみたくなる。

本を読むって特別なことでなく日常の中の一部の普通の行為だと思うので、やっぱりそれぞれが居心地が良いと思える場所をみつけられる余地があるってとても重要だと思った。"ここに座りなさい"みたいなのって、長い時間いづらいですよね。

(日本でもこういう自分で座る場所を探せる系の図書館増えていると思う。)

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窓から見える景色もアムステルダムらしい運河と建物群の景色が広がっている。

これは窓に向かってイス、配置するよね。

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22:00まで開館しているし、membersになり、年12Euroを支払えば、Wifiも接続し放題。観光客の場合は、1.5hrで1Euroぐらいだったかと思う。

せっかく1年いるので、membersになりました。

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私は、どこか都市へ行くとできるだけ美術館と図書館には行くようにしてる。

なんかそのまちの感じを掴めるような気がするから。公園も同じですよね、

 

これから私の行く事務所(H+N+S)の方、Dirk Sijmonsさんの本。しっかり読もう。

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諸々を整える、それは携帯電話と銀行口座。そしてアムステルダムの路地にて。

暮らすために諸々を整えるのです。 

 

今日は、生活の必需品、携帯電話の購入と銀行口座の開設を行ったみた。

結論から言うと、超かんたんだった、笑

 

1、携帯電話

日本でiphoneを使っていたので、softbankで休止制度という電話番号とメールアドレスを残しておける契約をして(月450円ぐらいだから優しいよね。)、こちらでSIMフリーNOKIAの携帯本体とSIMカードを購入。たったこれだけ、ありがたい。通話のためだけなので、全部で30Euroほど。

Amsterdam centraalにあるMediaMarktにて手に入れた。店員さんにセッティングをしてもらい終了。お優しい、泣

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2、銀行口座

ING bankにて手続きを済ませた。

ここで、あぁと思ったのは、まず口座開設にあたって、握手から始まり、握手で終わるのです。日本でこの対応をされたら、私はきっと笑うんだろうけど、今日はとても嬉しかった。

Hi Aoi → 握手 → ひと通り超丁寧な説明 → 握手 → Thank you という流れ。

銀行なのにカフェのような内装。コーヒーを戴ける。

アジアの人間は口座開設に時間がかかるとのことで、実際にアカウントをもらえるのは2週間後のとのこと。

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そして、面白そうだから、アムステルダムの細い路地を歩いていたら、ふと気になる落書き的なものがあった。

でも明らかに落書きじゃないこともすぐ分かった。

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Ai Weiweiをテーマにしたこのグラフィティ。KARMAというアーティストによるもの。

Ai weiweiはとても有名な中国人の現代芸術家。社会運動にもかなり力を入れており、一時彼が逮捕拘禁されかけるという事件があり(保釈されたが)、このグラフィティは中国におけるアーティストの自由を訴えたものだった。

私も森美術館で結構前にやっていたアイウェイウェイの展覧会に行ったことがあったりしたので、ふと気付いたのかもしれない。

 

自由を訴え、表現すること、かっこいい。

 

アムステルダムの路地も発掘しがいがありそうですね。

オランダより電波通信開始。

初回ということもあり、私がなぜオランダで働き、勉強をしようと考えて、実際にオランダの地へ来たのかについて記しておこうかと。

むふふ。オランダ来たよ。

 

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理由1:オランダのランドスケープデザインを学ぶことで自分の専門分野を高めることができるでしょうと信じられたから

私はランドスケープデザインを専門としている。デザインの教育を受けたいとずっと思っていた。私は大学(院)時代、主に研究をやっていて、いわゆるデザイン教育を受けたことがほぼほぼない。研究室のプロジェクトに多く関わらせてもらってはいたのですが!その後勤めた事務所では、そんな私にゼロからランドスケープデザインについて教えて頂いた。さらに海外でも学びたいと思って、オランダにはランドスケープの一時代を築いたWest8をはじめとしたランドスケープデザイン事務所やPiet Oudolfなどいらっしゃるし、「世界は神が作ったが、オランダはオランダ人が作った」とよく言われることからもわかるように、干拓地を自らつくって国土を拡大してきたのがオランダであることから、ランドスケープや土木含め、土地をどう作るかということに対する意識が高い。だから、そう思った。また、私がこれから通うアムステルダム美術大学建築アカデミーは、実務をしながらマスターコースの授業を受けるというスタイルであり、この学校のシステムもとても私に合っていると思ったのも大きい。その国で学ぶだけでなく実践の場も経験できるというのはとても貴重だと思う。ちなみに事務所はH+N+S Landscape Architectsに行きます。

 

 

理由2:オランダがこれまで行った国の中でもかなりテンションが上がったから

海外へ行きたいという気持ちが昔から強く、いくつか海外へ旅行で行ったことがある。

これまでに訪れたことがある場所は、

ソウル/ハワイ/バンクーバー/バンコク/パリ/ロンドン/ドイツ(ベルリン、ミュンヘン、カッセル)/スペイン(マドリードバルセロナ)/北インド/中国(瀋陽、青島)/ハバロフスク/イタリア(ローマ、ヴェネチア)/ヘルシンキ/ストックホルム/オランダ(アムステルダムロッテルダム他)/ニューヨーク*1

自分の体感、感覚を大事にしたいと思っている私にとってこの理由はとても大きいものなのです。オランダ来た時にここでしょう、ここにしようと素直に思えた。何故テンションが上がったかというと、デザインで人を楽しませようという感じを強く受けたから。そのデザインそのものが如何なものなのかというのは置いておいて、面白いものを作ってみようという気概を強く感じられたのは、私にとってワクワクなものだったから。

 

 

理由3:オランダはいろいろと異文化でやばそうだったから笑

確かにどこへ行っても、どこも異文化なんだけど、異文化感が強そうですよね、オランダって。っていう先入観がありまして。

実際どんなもんかは、ここで今後残せて行ければなと思ってます。

 

まあ素直に日本では経験できないことを見て触れて体感して吸収したいということと、何か私から提供したいなと単純に思う。

 

今日着いたんだけど、アムステルダムは爽やかで心地よい秋の季節です。

夜8時になってようやく日が暮れました。

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*1:もっと行きたいところいっぱいあるわぁ